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PART004. ここは天国か!?


ごめんなさい。ココはバグース!!(最高)です。
日本にまだ居た頃、ある所にネットサーフィン大好きなKIMという女の子が居ました。ある日彼女は、『ギリ』という、バリの東の海に浮かぶ島を見つけてしまいました。(詳しくは、別ページのコラムにて…)勿論、得意げにKANにその話を始め、バリに行く際には、行ってやろうと企てました。そして今回、現実逃避主義の二人は進路を東、東へと向かい、遂に『ギリ』まで来ちゃいました。隣の島『ロンボク島』から、小船に揺られること一時間ちょっと。これがまた揺れる、揺れる。KIMは早々に、船酔いを催し、早くも家に帰りたいくらいの顔に…。(ちなみに、先頭に立ってるローカルは余裕シャキシャキ。一歩の強さの秘密はここにあるんだぁ〜とか思ってたKIM)
はいっ。何とか着きました〜。船の上からでも海の色が変わっていくのが分り、魚が泳いでるのも見えるくらいの水の透明度。ついた瞬間から、天国モード全快!!海を眺めながら冷たいジュース&シガレッツ。物価も高いんだろうと腹をくくっていたのだが、ノンノン!!安くて、美味くて、泊まる所も綺麗!!延長即決!!来て間もない頃は、一日の早さに戸惑いもあったけど、ここは全くする事が無い贅沢って感じかな!?インターネットカフェもないし、コンビニも無く、おまけにATMもない!! あっはっは。海遊びして、一、二時間。ちょっと焼こうと思っただけなのに、全身、真っ赤。痛くて、暑いのに長袖をバックパックから引っ張り出し、完全防備。その後も約十日、口を半開きにしながら、寝て、起きて、遊んで、食べて、海に入って、星を見て、少しずつ馬鹿になっていく…そんな暮らしを送り、後ろ髪引かれながら、完全に馬鹿になる前に脱出!!
途中、隣の「トラワンガン」って島に行ったのだが(金の両替、インターネットしに)、どこを歩いてても、「ハッパ、アルヨー」、「タイマ、タイマ。」と、ある意味、陽気な人々が多数。僕らは日中に帰ってきたものの、夜になると更に、増殖するらしい。この、ギリには、一ヶ月、二ヶ月と、滞在する強者も居るらしく、(ヨーロッパ人多数)僕らもそんな大人達を見習い、密かに、スローライフを夢見るのでした。





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