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PART022. いざシリア入国へ


問題だらけのシリアボーダー
ヨルダンのアンマンから中東で最もビザの出にくいシリアボーダーに向けて出発を決意した二人。前日に泊まっていた宿でダハブを一足早く出発していた「ナオ君」と偶然の再会。移動日を聞くと同じタイミング…。
そりゃあ一緒に行くしかないっしょ??ってコトで1人拉致決定!!更に、3人にとって『スーパー助っ人』ジュリア(フランス人)が参戦表明。何が強力かと言うと、約2メートルの身体に加え、二年間のカイロにての労働経験の為あのミミズ文字率いる『アラビア語』が話せるのだ!!ここでちょっと、どんな具合でシリアのビザがキツイかと言うと、エジプト、ヨルダン(ヨルダン国内に住んでいる日本人は取れる)ではシリアビザの発行をしていない上、ボーダーに行くとノーマルの一ヶ月ビザなどはもっての外、係員の気分によっては帰されたり、トランジェットビザですらもらえたり貰えなかったり、もらえたとしても数時間待ちなんてざらだよ…なんて身の毛のよだつ話ばかりなわけで、最悪、飛行機移動で直接トルコにヒトっ飛び(250?也〜!!)になってしまう。

国境越え当日…
散々、安いルートを聞いたのだが、四人も集まると乗り合いタクシーとそんなに料金も変わらなくなる物で結局はシリアの首都『ダマスカス』まで割り勘する方向で決定!!宿に長期滞在している人たちに聞いたところ、最近は帰ってきた奴居ないし、結構平気なんじゃないかなぁ???なんていう追い風情報もあり、四人は半信半疑ながらボーダーに向うことに…。タクシーの中では、「3カ国の中で、誰が最後になっちゃうのかなぁ?」なんて冗談が飛び交ったり、KIMに至っては「私はビザ無しで平気だから、KAN達三人は頑張ってちょ。」なんて、1人だけ他人事ヅラ。意気揚々とボーダーに到着。
しかーし、着いて初めて判ったのだが、KIM(韓国代表)もトランジェットビザが無いと入国出来ないという事実…。それまで自分だけ安全圏に居たはずのKIMも表情が一気に硬くなる…。値段を聞いてもっとビックリ。日本人の三倍!!さすがに、一ヶ月ビザなんじゃない、それ?!ってなわけで係員に聞くと「トランジェットビザだから3日に決まってるだろ!!」的なお言葉…爆。ここで逆らうと、ビザ自体が危ういので三人は日本語で文句を言うも我慢…。
幸いだったのは、覚悟していたよりもすんなりと「トランジェットビザ」が取れた事で、3人は重荷から解放され、「リーサルウエポン」ジュリアの元へ…。
そこには浮かない顔のジュリアが…。先に手続きを始めてはいたものの、まだ取れないのだと言う。そこに場の空気を一切読めないタクシードライバーが「コイツは多分、取れないから時間もないし、先に行くぞ!!」なんて言い始め、KANとナオ君はブチ切れ、「うるせえ!だまって待ってろ!!」なんて感じで、30分後、結局、ジュリアは帰される事に…。せめて理由を教えてくれと係員に詰め寄ると、「さぁ、何でだろうね??!!」とのお答え。いい加減すぎる…。心がすっかり折れてしまったジュリアとの別れ際、「ダマスカスで待ってるから…」と言うと、彼は「わかった…」と言ったが、待つ事3日、ダマスカスに居る間に彼に会うことはなかった。彼はその後、あんな嫌なボーダーにもう一度チャレンジしたのだろうか…?!

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