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PART021. ペトラ遺跡


遺跡って体力勝負だんたんですね?!
カ何とか腑抜けていたペースを挽回しようと、今まで見せたことのない強行日程でヨルダンの見所(死海とココくらいなんだな)ペトラ遺跡の近くの町まで足を運ぶことに。それにしても、ヨルダンの乗り物と観光のボッタクリは全くもって、たいした物である。そこらじゅうの感じ悪い奴を集めちゃいました的な空気感…。で、事前から聞いていたもののペトラ遺跡の入場料の上がり方の凄いの何の。数年前まで1000円位だった入場料が今や4倍強!!しかも、学割などの割引制度一切無しの徹底した値上げ。ヨルダンの殿様はご乱心なのである。
この遺跡、値段もさることながら、道のりも一癖も二癖もある、厄介なもので、行きは8割が下り坂、二割が急激な上り坂。勿論、帰り道はその反対な訳で、「行きはヨイヨイ帰りはチキショー!!」な訳である。世の中には「遺跡好き」なる人が結構な数いらっしゃるらしく、2日券、3日券を勧める人も宿の情報ノートには書き込みがあったが、一般ピープルには僕にはとてもじゃないが勧められない…。僕が勧めるとすれば、「完全にMの方」か「これからMを目指したい方」と言ったところか…。個々の建造物なんかは素晴らしいものがたっぷりと在るのだが一個一個が遠いのである。
しかも、一番の見所は、遺跡の一番奥!!谷を下って、山を登った上にあるので、遺跡巡りと言うよりはトレッキングに近い。いっそのこと、値段だけではなく名前も変更して「ペトラトレーニングセンター」とか、「ペトラと犬」みたいにしちゃえばいいのになんてことを考えながら歩き回わり何とか山頂へ。普段の生活が逆転しつつあった二人、七時やそこらには宿を出発なんて…思いがけないくらい体力がなくなっている。昼間になってきて、日光がさえぎる物が何にもない山登りはなんともきつい物である。結局、強行ローテーションがたたり、山頂ではお昼寝。。他の観光客が段々と登ってくる頃にはさっさと下山を開始。遂には飲み水もなくなり、半ば諦めてお昼を過ぎた頃にはさっさと見終わって出てきちゃいました。

コレまでの教訓。
一つ!山登りと、遺跡めぐりは覚悟のうえ訪れるように。
一つ!地図は平坦に書いてあるので余裕をかまさないように。
一つ!カメラの前で色んなポーズをして無駄な体力を使わないように。以上。


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