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PART028. イスタンブールの甘い罠


良き思い出、イスタンブール
バックパッカーの中でだけ有名な日本人宿なる物が世界の各所には存在する訳で…。
その一つがイスタンブールにある。お世辞にもキレイとは言えない雑居ビルなのだが他に比べたらそりゃぁ安い。んで、日本人宿の中には『マンガ』が置いてある所が何個も存在する訳で…。勿論、揃っていることは珍しく、読み切りのギリギリ良い所で続きが無いのや前の方や後ろの方がかけてたり、『こち亀』なんかなら良いのだが、一巻、三巻、六巻なんてどうやって話を組みたてりゃいいの??なんて所も有る訳で…。
だが、ココは違〜う!!なんと、『ドラゴンボール』『スラムダンク』『稲中』等、日本が誇るキング オブ コミック達がリビングには集結してるのだ!!こ、コレはまさに甘い誘惑…。マンガ大好きっ子な二人は着くと同時に『パブロフの犬の条件反射』宜しく、お宝本棚へ手を伸ばす。気がつきゃ観光もそこそこに、どっぷりと漬かりきってしまい、あっという間に出発当日。


何にもしなかったせいか、換金できそうも無い余ったお金で最後の贅沢でもと重い腰を上げ昼から「背徳の生ビール」を一杯飲むために一軒のお店へ。二人して大好きな『生』をチビチビ味わいながら幸せを噛み締めていると神の声が…。「イエス、イエス ツー ビール 向こうに、だからあっちに」ってバリバリ日本語交じりのおっちゃんの声。あわてて振り返るとKANとKIMを指さしてる笑顔のおっちゃんが二人!!って言うより二人にとってはもはや『神』!!久しぶりのご馳走にありついた二人は多分ものすごい顔をして「ゴチソウサマデス」を連呼していたに違いない。そして勿論、同じテーブルへ移動!!色々な話をし、旅のことや今日トルコを出発する事なんかを話すと更に、「じゃあ、その時間まで好きなだけ飲んでいきなさい。」なんて神の声パート?が…。慌ててKIMの顔を覗き込むと、もう既にスイッチオンかよっ!!笑 
この旅中に見た笑顔ランキング三位以内は確定したにやけっぷり…。結局、遠慮無しにご馳走になり、「よっぱらい」の状態まで完全突入。半ばもう空港行くの諦めようかなんて足取りで宿に戻り、ふらつきながら空港へと向う。着いた瞬間に脱力感と眠気が襲い狂う…。何とかチェックインまで終わらせないとぉ…。カウンターに辿り着くと酔っ払いKIMが完璧に「偽パスポート」容疑かけられてるし…しかも、身体ふらついてるし、係員の聞いてる質問にチンプンカンプンに答えてるし、終いには逆ギレだし…。まだフライトまで二時間もある…で でも、もう目が開かない…ダメ おやすみぃ…
突然誰かが身体を激しく揺らす!!何っ!!やばっ えっ何時??時計を見るとフライト時間過ぎてるし!!あ あんた誰?!って係員じゃん。「お前等ベルリン行きだろ??さっきから何回も放送してるのに…早くして、飛行機遅れてるから!!」千鳥足で何とか飛行機までダッシュ&滑り込む。既に搭乗し終わったお客の冷たい目線…。「ゴメン…だけど、今はそっと寝かせてください…」こうしてイスタンブールの小さな空港を後にするのでした。


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